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健康情報

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2019年04月薬について

常用すると怖い薬。意外なものにせき止めや目薬。

せき止めの薬にリン酸コデインというものがあります。医者が処方するのはこれを100倍に薄めたものですが、10倍程度に薄めたものは麻薬に分類されるほどの強い薬。処方箋ものみつづけていると「コデイン中毒」を起こしてやめられなくなる危険が。たとえば、市販の総合感冒薬の中にもリン酸コデインが含まれているものがあり、塩酸エフェドリン、塩酸ブロムヘキシンなどコデインに似た成分を含んでいるものも。内容成分をよく確認して、これらの薬は症状がよくなったらすぐ使用をやめましょう。
吐き気止めや抗ヒスタミン剤も習慣性が強いそうです。
目薬の成分にも習慣性をもつものがあります。
一人で目薬を100個買った人がいた。調べたところ覚醒剤の代わりに目薬を注射していたことがわかったとか。
その教訓を活かして、現在は業界の申し合わせで一人一個しか買えないことになっているそう。
また、リップクリームを塗り続けていると皮膚が過保護になり、唇が薄くなるとう弊害を招きます。やめられないのは「リップクリームを塗る習慣性」がついたから。
唇が荒れて悩んだら蜂蜜を塗ると良いそうですよ。


常用をやめると怖い薬。血圧、糖尿病の薬は自己判断禁物。

「血圧の薬をのみだしてから頭痛もしなくなったし、肩から後頭部にかけての重苦しさがとれたし、とても調子が良いのでしばらく薬はお休みしよう」と考える人がいるが、これはとても危険なこと。
たとえば、自宅の血圧計で測り、下がってきたからもう薬は卒業、と自分勝手に血圧を下げる薬をのまないでいると、血圧が急に上昇して血管に大きな負担をが突然かかり、弱い血管ならその負担に耐えられず破れてしまう。糖尿病の薬も勝手にやめたりすると血糖値が上昇して高血糖(糖尿病が悪化したのと同じ状態)を招いてします。薬はよくなっても指示されたとおりにのむことが大切。
その一方で、血圧が下がっているのにいつまでも同じ量の薬を処方されることを防ぐには、調子がよくなった理由を話すとよい。「一駅手前で電車を降りて20分歩いて帰ることを毎日実行しています」「この3ヶ月で3kgやせました」など、薬をのむ以外に実行していることを医者にアピールすることが大切。医者はそれらのことを考慮に入れて薬の処方します。

期限の切れた薬は使えないの?

急な発熱で薬箱をあけてみると、使用期限を1年も過ぎた解熱剤しかない!!というのはよくあること。使っても害はないだろうかと不安になりますよね。
そもそも、薬ほ有効期限は製造から3~5年、開封から1~2年。食べ物は賞味期限が過ぎると味が落ちるが、食べていけないというわけではない。これと似た話で、薬の使用期限が切れていても薬の効果が全くないわけではありません。実施は徐々に失われていきます。軟膏は油分が多く成分が分離しやすいので、時間がたつとともに2層に変化します。こんな状態のものは混ぜればよいというわけにはいかないので捨てましょう。
びんのレッテルやチューブ本体に使用期限を印刷したものもあるが、ないものもまだ多い。外箱を捨ててしまったら使用期限がいつまでかもわからない。開封の日付と使用期限をびん本隊などに書いておきことをぜひおすすめします。



何時間明ければ次の薬をのんでもいい?

解熱剤をのんだけれど熱が下がらない。追加でもう1錠のんでもいいだろうか?こんな、やむを得ないときでも、のみ薬の場合は3時間以上あけた方がよいでしょう。3時間以上あいていれば、特例として1日3回のところを4回飲んでも大丈夫。座薬の場合は薬の効果が続くので、続けて用いる場合は4時間以上あけたほうがよい。薬をつづけて用いるのは、あくまでも辛い症状が解消されない特別の場合に限ること。

薬の副作用かな?というときはすぐ医者に相談

薬は目的としている治療効果のほかにさまざまな作用をおよぼすことがあります。
皮膚が痒くなる、じんましんの症状が出る、食欲がなくなる、フラフラするなどの症状が出た時は、薬の影響かな?と疑ってみる必要もあります。
副作用が激しいときの症状は血圧の低下、呼吸が困難、冷や汗が出るなどがあり、これらは重要といえます。特にお年寄りや乳幼児は重症になりやすいそう。
副作用の自己判断は禁物で、変わった症状が出たら、すぐに医者にそのことを話して対処方法を教えてもらいましょう。
ただし、薬をのんでいて症状がよくなる段階の1つとして、好転反応(副作用に似た反応)があらわれることも。副作用か好転反応かの簡単な見きわめ方があります。患部とは関係ない場所に症状が出るのが副作用。患部の状況が変わるのが好転反応。区別がつきかねるとこはやはり医者に相談しましょう。