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健康情報

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2018年10月薬ののみ合わせについて

薬の中には特定の食品との相性が悪く、効きが強くなるもの、その逆に効きが弱くなるものがあります。
その中から3つ代表例を。

抗生物質は牛乳と一緒にのまない

カルシウム補給に飲む人の多い牛乳だが、含まれているカルシウムイオンが悪さをして、抗生物資(テトラサイクリン系)の効きを悪くする。抗生物質をのむときには牛乳は飲まないようにしよう。
抗生物質は基本的に食間にのむもの。
薬をのむときには何か胃にいてれからがいい。と思い込んでいる人がいるが、胃酸の影響を受けない空腹時にのむべき薬もあります。
抗生物質は白湯でのむのが良いでしょう。


 
ワーファリンと納豆は同時に摂らない

納豆や緑葉色野菜にはビタミンKが多く含まれています。
ビタミンKは血液を固まらせる働き(その結果、止血できる)や骨の新陳代謝を促すなどの働きをする。
血栓(血管にできるかたまり)を溶かす薬であるワーファリンをのんでいる人が納豆を食べると、大量のビタミンKが作られ、血管が凝固して危険です。


降圧薬はグレープフルーツと一緒はダメ

グレープフルーツ(ジュースも)は血圧を下げる降血薬の薬のカルシウム拮抗薬(特にジヒドロピリジン系のカルシウム、商品名カルスロット)の効き目を強くします。
グレープフルーツに含まれるナリンジンなどの成分が薬の代謝(薬が効果を出したあと体外に排出されること)を遅くしてしまうので、血液の中に薬の成分が長くとどまり、血圧を下げる働きが強くなる。
その結果、急な血圧低下が起きたりする。
大事にいたることはないものの、このような話を知っていれば、不用意にグレープフルーツジュースと一緒にカルシウム拮抗薬をのむのをことはないでしょう。