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健康情報

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2018年03月医者の薬と市販薬はどう違う?

お医者さんが出す薬と自分で買える薬は、どんな違いがあるの?

そんな疑問をもっているあなた、まずは薬についての基礎知識を整理してみましょう。
医薬品というのは、『治療効果があります』ということを国(厚生労働省)が保証した薬で、「日本薬局方」という薬の「基準書」に登録されているものをいいます。
医薬品には、医者が出す薬(医療用医薬品)と薬局で買える薬(一般用医薬品)の2種類にわけられます。
※一般用医薬品は、ちょっとレトロな感じですが”大衆薬”という言い方をすることもあるそうです。


医者が薬を出すをときに書く書類が”処方箋”といわれるもの。
どんな薬を1回にどれくらいの量、そして1日に何回、何日間のむのかなどの処方内容が書かれています。
医者が出す薬のうちの約3分の2の薬は処方箋なしで販売すると罰則を受ける「処方箋医薬品」といわれるもの。
医者の処方は診断に基づいて作成されています。患者さんの症状や検査結果から病名を判断し、その病気や症状を治す薬が選ばれています。

 

薬局で買える薬の強さは医者の薬の半分以下!?


医療用医薬品と一般用医薬品の大きな違いは2つあります。
まず1つめは薬の対象。
医療用医薬品はあくまでも処方されたその人が対象となるため、たとえ同じ症状だとしても「私に効いた薬だからあなたも」というわけにはいかない。
一方、一般医薬品は同じ症状や不調をもつ不特定多数の人を対象として販売されている。
2つめの違いは薬の強さだ。
一般医薬品は医療用医薬品を転用してその成分を弱めて作られたものが多いので、医療用医薬品の約3分の1から半分くらいの強さしかない。
自分で買える薬なので、多くのむほど効くに違いないと、のみすぎる人がいることを想定して、薬による事故が起きないように強さが加減されているそうです。