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健康情報

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2016年11月日常生活で気をつけたいこと

今月は日常生活の中で気をつけたい豆知識をご紹介します!!



やけどをしたとき氷水につけるのは間違い

やけどをしたときは冷やせばよい、というのでついやりがちですが、氷を入れた水につけることは間違いです。冷たい氷水とやけどをした皮膚の間にぬるい水の層ができてしまい、この層は動かないので、肝心のやけどの場所を冷やすことができないからです。氷水の中で動かすようにすれば少しはましなのですが。

やけどをしたときは、水をかけて冷やすのが正解水道水を流しっぱなしにして5分以上冷やすのがよいです。薬品によるやけども流水で洗い流すことができます。直接かけるのではなく洗面器などに水を流しっぱなしにして、そこにつけてもいいし、やけどの場所によってはホースで直接かけてもよいです。服や靴下は脱がないで上から水をかけます。顔にやけどをしたときは、水を流したままの洗面器に顔をつけます。

流水で冷やすという応急処置をしておくと、治りも早く、治った痕もきれいになります! 流水で冷やしたあとは清潔を保ち、ばい菌が入らないようにガーゼを当てておきます。水ぶくれができたときはばい菌が入りやすいので、抗生物質入りのクリームや軟膏などを塗ってその上からガーゼを当てておきます。抗生物質入りのものでなくてもOKです。やけどの範囲が広いとき、状態がひどいときは救急車を呼びましょう!

湯たんぽに足をつけたままでいると、やけどをすることがあります。低温のものでも長く接触していると「低温やけど」を起こすからです。感覚神経が麻痺したお年寄りや糖尿病(神経障害を合併しているとき)の人は特に注意。低温やけどは見た目よりもやけどが深いことが多いので注意が必要です。

  


カレーライスとライスカレー、どっちが太る?

カレーのルーとご飯が別になっていて、ご飯にカレーをかけながら食べるのがカレーライス。ご飯の上に最初からカレーのルーがかけられているのがライスカレー。ご存知でしたか?
さて、同じカロリーのカレーライスとライスカレーなら、果たしてどちらがより太るでしょう?

正解はライスカレー! ライスカレーはそのまま早く食べることができます。それに比べてカレーライスは、カレーをご飯にかけるという動作が入るので、その分、食べるのに時間を要するからです。

脳の視床下部にある満腹中枢は、血液中の糖分の濃さをシグナルとして、「もう満腹、これ以上は食べられない」という指令を出します。食べるスピードが早いと、「満腹指令」が出る前にたくさんの量をお腹に入れてしまうことになります。早食いは太るといわれるゆえんです。どんぶり物など、早くかきこむことができるメニューには気をつけましょう。そして一口に30回は噛みたいですね


胃がもたれたら右側を下にして寝る

胃の構造を理解すると、胃にやさしい姿勢をマスターできます。胃で消化されたものを十二指腸に送り出すのに最適な姿勢は、体の右側を下にして横向きに寝ること。仰向けに寝るといつまでも消化されたものが胃にたまったままの状態となります。胃がもたれたときは5分以上、体の右側を下にして寝ると改善されます

体質的に消化に時間がかかる胃の形をしている人もいて、日本人では10人のうち2~3人に見られます。食べたものが胃の上部に滞り、胃の下部で分泌される胃酸が利用されずに過剰となり、胃炎を起こしやすいのです。胃の構造によっては、完全に消化を終えるまでに8時間近くかかることもあります。

食後の姿勢としてまずは体の左側を下にして横向きに寝ます。次いでうつぶせになり、フィニッシュは体の右側を下にして横向きになると、胃の消化と消化物の移動を助けることができます。

携帯電話の電磁波は集中力を落とす

「Oリング」の実験をしてみましょう。右手の人差指と親指で作られた「Oリング」は、ほかの人から力を入れて引っ張られても容易に崩れません。ところが、左手に携帯電話をオンにして持つと、「Oリング」はやすやすとほどかれてしまいます。携帯電話から出る電磁波の影響で、集中力が落ちるせいです

電磁波にさらされていると、集中力がなくなるために仕事の効率が悪くなったり、学力低下を招くことが指摘されています。

携帯電話の電磁波は、わたしたちの「健康リング」もやすやすとほどいてしまいます。頭痛、イライラ、食欲不振、眠れないなどの自律神経失調によるさまざまな不快な症状は、携帯電話の電磁波によりもたらされている疑いが濃いのです。

携帯電話の会社も電磁波対策を講じていて、最近はアンテナを立てて使う機種を見かけなくなりました。携帯電話は耳につけて使うため、ここにアンテナがあると、電磁波がまともに側頭葉の神経細胞を直撃する危険性があるからです。現在、アンテナは機器の下部に内蔵されています。使用時に、脳に対する電磁波の影響をできるだけ少なくするためです。

携帯電話がないと生活が成り立たない現代ですが、電磁波対策を講じたうえで上手に使いたいものです。電源をオンにした携帯電話は身につけずにカバンやバッグに入れておき、必要なときに出して使うようにしましょう。胸ポケットに入れたり首から提げたりするのはやめたほうがよいですね。使っていないときは電源をオフにして、できれば電磁波を防ぐシールを貼るのが良いと思います。