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健康情報

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2015年05月機能性タンパク質「MBP」

 

骨の健康の為には、昔からカルシウムが豊富な牛乳がいいと言われてきました。しかし、最近の研究で牛乳の中からカルシウムの他にも骨の健康成分が発見されました。それが機能性タンパク質「MBP」です。このMBPは牛乳にごくわずかしか含まれませんが、永年の研究の末、牛乳から抽出する技術を確立し、骨への働きを確認することに成功しました。

骨は、骨を作る「骨芽細胞」と骨を壊す「破骨細胞」が働いています。破骨細胞が古い骨のカルシウムやコラーゲンを酸や酵素で溶かす役割を担う一方、骨芽細胞はコラーゲンを作り出し、そこにカルシウムを付着させる「のり」の役割をするタンパク質を塗っていきます。そこにカルシウムが付着して新しい骨ができます。MBPは骨を壊す破骨細胞の働きを調節し、骨を作る骨芽細胞を増やす、ダブルの働きを細胞実験で確認しています。

 骨を守らなければならない中高年期は積極的な摂取を

骨の新陳代謝は生涯にわたって行われ、大人の場合、8年間ですべての骨がつくり変えられるといいます。骨をつくる育成期、骨を充実させる充実期、骨を守る維持期のサイクルを繰り返しています。あらゆる年代の方に大切な骨をつくる力が骨を壊す力より強い育成期は骨密度の高い丈夫な骨格をつくる時期です。骨をつくる力と壊す力のバランスがとれている充実期は、ストレスや偏食などで骨量を減らさないようにしましょう。骨を壊す力がつくる力より強くなる維持期は、骨密度の低下を防ぐため、骨の健康を意識することが必要です。MBPは骨をしっかりと守る時期(中年期)に、とくにおすすめしたいです。乳糖に含まれているオリゴ糖もカルシウムの吸収をよくするものです。天然にはごくわずかしか含まれないので、人工的に開発されたフラクトオリゴ糖入りの食品などが販売されています。

骨の健康は早めの対策が重要

骨が減ってくるということは、非常に深刻な状態を招いてしまいます。背骨がつぶれたりしますから、身長が縮んだり、腰が曲がってしまったり、特に大腿骨の付け根の部分が折れやすくなります。そうすると歩けなくなってしまいます。骨量が減っているということを、あまり簡単に考えないで下さい。早めの対策を取っていただくことが非常に重要です。