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健康情報

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2014年06月ウォーキングで心と体を軽く

現在、私たちの健康は食事・運動・生活リズムのバランスが大切だと言われ、このバランスを整えることで生活習慣病の予防にもつながっています。ところが車や交通機関が発達し、快適な生活とともに歩くことが少なくなり運動不足に陥っています。一時期ジョギングがブームとなりましたが、足を痛めたり急激な運動はかえって健康に良くないということから、ジョギングより足への負担が軽いウォーキングへと人気が高まっています。歩くことは誰でも簡単に気ままに楽しめます。特別な道具もいらず、マイペースにできるところが良いところです。今回はウォーキングについてまとめてみました。さて、ウォーキングの魅力とはどんなところにあるのでしょうか。

 

「生活習慣病」

高血圧・糖尿病・心臓病・脳梗塞・動脈硬化などは相関関係にあり、肥満(カロリーの余剰)によって他の病気を引き起こす原因にもなります。1日に2.000~2.500キロカロリーが必要なところを、私たちが消費するカロリーは平均300キロカロリー消費されずに余っているそうです。その為、LDL(悪玉)コレステロールとして体内脂肪となるのを防ぐためにウォーキングすると、20~30分後に脂肪燃焼が始まり体が締まってきます。

「ダイエット」

運動による消費エネルギーは「運動の強さ×時間」で決まりますが、脂肪を燃焼するためには充分な酵素が必要です。息が切れてしまうような運動では、バテて脂肪は燃焼されません。有酸素運動で代表的なウォーキングは、脂肪燃焼の効率が高いのです。1回の運動効果が持続するのは3日間位なので、その効果がなくなってしまう前に次の運動をすると良いでしょう。継続することが効果を上げるポイントと言えそうです。

「女性に多い悩み」

  •  冷え性(血行不良)

  •  骨粗鬆症(カルシウムの不足、運動不足、日光浴不足)

  •  更年期障害(様々な症状)


太陽の光を浴びながら、ウォーキンすることでビタミンDが合成されます。ビタミンDはカルシウムの呼吸を助け、血液中のカルシウム量を調整しています。歩いて下半身の筋肉を動かすと、心臓から下の血液をポンプのように押し上げ、どんどん心臓に送り返します。心臓や肺の機能が上がると毛細血管への血行も良くなり、体が温まりやすくなっていきます。自律神経の不調は、ウォーキングすることで交感神経を刺激するため、もう1つの福交感神経もよく働くようになり、バランスがとれてきます。

 

マイペースウォーキング

人それぞれに適切な運動強度(至適運動強度)があります。運動効果の上がる心拍数を求めてみましょう!

目標心拍数の求め方

①安静時の心拍数を測る



②次の式で計算する

至適運動強度=〔220-年齢-安静時心拍数(拍/分)〕×0.4~06+安静時心拍数



③10分間ウォーキングを行い、運動直後の心拍数を測る(②で出た数値より心拍数が上がらず、近い値がよい)



④3~5分間休んで再度心拍数を測る(①で出た数値近くまで心拍数が下がっている方が良い)

※ただし、性別などによっても異なってきます。